店舗情報詳細

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計画する店は1階が中華料理店、2階.3階は和食店の既存営業から5年が経過していた。特に集客力のある1階にリニューアルのポイントが置かれた。新しいサービス内容は、昼は自由な発想から生まれた大どんぶりで出される創作うどんを提供。夜は地元の海、陸奥湾で採れた食材を中心にした海の素材の旨さにこだわってダイナミックに楽しめるカジュアルダイニングにリニューアル方針が決まった。

改装計画ということもあり既存の造作や設備で使えるものは使う。無闇に捨てない。無駄なものは作らない。「もったいない」「エコロジー」の発想でデザインの提案をはじめた。厨房ゾーンは変更しないでメニューに沿った機器の入れ替え。椅子は張地の張替えなど。しかし、店内のイメージは既存店のイメージを全く残さないで180度違う店を創ること。

デザインコンセプトは「海」と「エコロジー」。波の動きのイメージで珪藻土を左官で盛り上げて「魅せる」壁にした。中央部の客席を仕切るスクリーンにもエコバリューウッドで加工した格子にウエーブをかけて壁の波と交差して動きを感じられるようにデザインした。

デザインの発想のなかで、エコバリューウッドに着目したのは、原料が廃棄木材、間伐材でそれをチップ状に粉砕して天然素材のタンニンの接着剤で固めて、また、木造建築の構造材に再生させる「エコロジー」な素材だから。またソリッド感にも優れていてテーブル、カウンターの天板にも使用している。「もったいない」と「エコロジー」を積み重ねて地球に少しやさしい空間ができたかなと思います。

 

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